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2014年11月22日土曜日

パキスタンとゲイ

パキスタンって昔から日本人旅行者の間でゲイの国ってことで知られていた。

因にノンケ男子の間ではホモの国だけどね。ノンケ男子の間ではあんまりゲイって言わないよね、たいていホモっていう。ゲイとホモってどう違うんやろ。

あと、ノンケの事を英語でノーマルって言う人がいるけど、それは誤りで英語でノンケはストレート(straight)と言います。外国特に英語圏で自分はノーマルだみたいな言い方をすると、変な目で見られるので気を付けてね。

かなり前にフンザに行った時の体験やけど、面白かったんで、書きます。絶対にもう一度行こうと思ってる場所の一つ。K君にも是非見せたいね。

で、初めてパキスタンに行った時、インドから陸路で行ったんやけど、ゲイに襲われるっていう噂を散々聞いて、噂の内容は夜、ホテルで寝ているとお尻に激痛がはしって目を開けるとパキスタン男性に襲われていたみたいな話で、ネットやガイドブック、旅行者いたるところでその話を聞きまくったんで、めっちゃ恐く、一人でパキスタンに行く勇気がなかった。で、国境で日本人旅行者が来るのをひたすら待った。

なかなか日本人らしき人が来なく諦めかけていたら、背の高いアジア人女性がやってきた。絶対日本人やと思ったんで、「こんにちは、日本人ですか?」って聞いたら、そうだってことなんで、一緒に行く事に。因に、二人とも目的地はパキスタン北部のフンザで、大半の日本人旅行者の目的地はフンザやと思う。

で、国境のパキスタン入国審査で、ボスは厳つい髭のはやしたおやじやったけど、荷物検査やボディーチェックをするのは可愛らしい青年二人。その二人は僕にやたら優しく、身体をいやらしく触られまくった。かわいい人に触られたから、全く嫌な気はしなかった。でも、やっぱ噂はほんまやねやと確信し、気を付けなあかんと気を引き締めた。

国境からラホールまではバスで移動で、イスラムの国なんで、男子車両と女子車両が別れていた。なので、同行者Tさんとは暫くお別れ。

レイプ宿とかで有名なラホールは恐すぎるので、そこで宿泊せずにすぐに移動することに、でも、どこで次の経由地ラワールピンディーまでのバスチケットを買ったらいいのか分からへん。

しかも、バスを降りたら、なぜか大勢のパキスタン人取り囲まれて動かれへん。

どうしようもなくなって、とりあえず「ラワールピンディーまでのチケットってどこで買えるん?」って聞いたら、怪しげな男性が「俺についてこい」という。

Tさんと相談して、その怪しげな男性について行くことにした。連れて行かれたのは薄暗いビルの3階。そこには彼の他にも数人の男性がいた。で、その中の一人が2名分のバスチケットを買ってくるからここで待っとけという。二人とも超不安やったけど、自力でバスチケット買われへんから、彼らの言う通りにした。だって、道歩いてるだけでいろんな人に囲まれるから動かれへん。

で、待っている間、マッサージせへへんか?とか言われたり、お茶を勧められたりとしきりに喋りかけてくる。なんかめっちゃ不安やったから断ってて、喋りかけられながらも地球の歩き方読んでたら、「マッサージされている最中に強盗される」だとか、「お茶を勧められて飲んだら、睡眠薬が入っていて、強盗される」とか書いてあった。

Tさんと目を合わせて、「僕らって今やばい状況にいるやんな?地球の歩き方に書いてることが現在進行中なんちゃう。どないしょ?」ってめっちゃびびってたら、バスの切符を買いに行ってた男性が戻って来た。

で、なんでそこまでびびってるかっていうと、インドでは悲惨な目にあったんで、警戒度マックスやってん。

お金を支払ってバスの切符もらって、もうすぐにバスターミナルに行くことにした。バイクリキシャで送ってくれたんやけど、その間もいろんなパキスタン人にちょっかいされた。他のバイクリキシャやバイクが僕らに異常接近したり、なんかよう分からへんけど、人気者になったみたいで、結構楽しかった。

バスターミナルについてバスに乗り込んでほっとした。Tさんと喜びあって、これでなにもなくレイプされることもなくバンザーイ!!!

バスの中でわいわい喋って30分くらいして、間もなく出発って時に、ふと窓の外を見ると、先ほどのおっちゃんがバスに向かってくる、しかもバスに乗り込んで来た。「げっ!僕らの方に来んで」って二人とも恐怖で顔が引き攣った。そしたら、そのおっさんが「おつりの金額間違えて、少なく渡してた」って言ってお金をくれた。

あのおっちゃんほんまはいい人やってんや。そんなんおつり間違ってても分からへんから、そのままもらっとけばええのに。馬鹿正直な人やなあ。でも、急にパキスタン人がいい人に見えてきた。

ラワールピンディーまでのバスの中では、朝からずっと緊張状態やったからか疲れ切って、二人とも爆睡。ラワールピンディーには夜遅くについた。到着してすぐにホテルにチェックインして、部屋はダブルベッドやったけど、相手が女子やからドキドキ感ゼロ。旅の相棒が男子やったらドキドキしてたかもね。

お腹減ったんで、レストランに行く途中、女装したでかい男性が歩いていた。イスラムの国にもオネエっているんやって、びっくりしたというか、安心したというか、なんかうれしかった。一部の国では同性愛者ってだけで死刑になったりするって聞いてたんで、驚きだね。でも、普通に考えたら、同性愛者って世界中にいるよね。なんか頑張ってほしいよね!!!

ラワールピンディーからフンザまでは、ラワールピンディーを夕方に出発して、翌日のお昼前につく感じ。でも、半端ない悪路をひたすら登っていく、急なカーブがなんどもあるし、夜は雷もなってるし、なんか崖の下に落ちてる車あるし、、、、今までなんども海外で長距離バスに乗ったことあるけど、これが一番しんどかった。ありえないレベルや。きっと今は道路も整備されているんだろうけど。とにかく無茶苦茶や。

途中何度か休憩があって、地元の人は食事してるけど、食べてお腹壊したら、それこそ悲劇だよね。すでに限界やったんで、何も食べへんことにした。

全ての長距離バスはギルギットって町が終着駅。ここで、フンザまでの小さなバスに乗り換える。で、びっくりしたんがこのバスの乗客の7割が日本人やった。全員バックパッカーで、こんなにようさん来てるんやなあ。他の日本人にも会えてテンションあがるところやろうけど、皆んな疲れ切ってて、バスの中では無言。喋るエネルギーも残ってへん。で、乗客の中に一人欧米人がいた。国籍忘れたけどロンリープラネットの記事を書いてるって言ってた。なんかすごいってことで、ひたすらいろんな質問してたんで、バスの中で僕一人の声が響き渡ってた。きっと他の乗客、うるさいから黙れって思ってたかも。でも、こんな機会二度とないかもしれへんからゴメンね、、、。そしたら、彼はフンザまでは行かず何もないだたっぴろい誰れもいないような所でバスを降りて行った。こんなとこで降りてほんま大丈夫かなあと心配したけど、やっぱガイドブック書いてる人はそこまでやらなあかんのかな。

フンザまでの途中、美味しそうな果物とかめっちゃ売ってんねんけど、やっぱ食べられへんよね。バスで長時間乗る場合、常にトイレが気になる。バスにトイレが付いてたら食べまくるんやけどね。

で、フンザはほんまええとこで、景色も感動するくらい素晴らしいとこなんやけど、いろんなサイトにも書いてるんでそれは省くとして、ウルタル氷河を見にトレッキングしたんやけど、そのガイドがすごかった。

フンザに滞在して何日目かに日本人が建てた小学校を見に行ったら、その帰りに声かけられて「ウルタル氷河見にハイキングしませんか?ガイドしますよ」って声かけられた。ちょっと考えたけど、その人かなりカッコよかったんでガイドしてもらうことにした。しかも、ハイキングレベルやからって言うしね。

朝は5時前にゲストハウスを出ると、彼が迎えに来てくれてた、因みに僕のゲストハウスはフンザから少し離れたとこにあったんで、通常のコースとは少し違うコースで目的地に向かうんやけど、いきなり小川の中を歩いて山を登り始めた。えっ!これってハイキングちゃうやん。騙された。「なんでこんなとこ歩くん?」って不機嫌に言うと、「近道やから」って笑顔で返事された。まっ、いいか。カッコイイ彼と冒険かな?って思ってると、けっこうやばい悪路を何回もこけそうになった。危なっかしいので???途中から彼が僕の手を握り始めた。通常やったら嬉しいんやけど、手つないで歩いたら不安定やから歩きにくいねん。

僕が必死に歩いてる途中、いろいろ彼はセックスについて話てくれた。フンザでは結婚前でも、複数の人とセックスするんだよとか、ほんまかいな???以前日本人女性をガイドした時彼女とキスしたとか、、、、なんかカッコイイくせに性欲満タンな人やった。

で、なんとか目的地に到着。まじヤバイくらいの絶景で、目の前に氷河が見えるねん。

で、氷河見ながら感動してると、涙でるくらいに感動してると、例のイケメンが僕の体触ってきた。っていうかその時は僕もまだ若かったから、カッコイイ人に体触られたら、衝動を抑えきれへん。ってことで、エッチまではしていないけど、いちゃいちゃというか、なんかいい雰囲気やった。氷河の絶景の中でいちゃつくって、何やってんねん!!!

で、帰り道は下りやし、彼といろいろ話ながら歩いていると、悲壮な顔をして登ってくる外人2人組に遭遇、暫くすると、もっと悲壮な顔をして登ってくる日本人男女3人組に出会った。ガイド曰く、太陽があがってから登ってくるのは大変らしい、なので、体力の消耗が少ないように早朝に出発したらしい。なるほどね。

「大丈夫ですか???」って3人組に話しかけると、「あとどれくらいですか?」って聞かれた。「まだもう少し歩かないと、、、」とかいろいろ話してると、あんまり水が残ってないらしい。エっ!!!トレッキングって水が一番重要やのに、なにやってんのって心の中で思った。で、僕のはまだいっぱい残ってるし、帰りは余裕やから、僕のを全部あげたらめっちゃ感謝されちゃった。じゃ頑張ってね!!!バイバイ!!!

で、帰りは別のコース歩いたんやけど、一歩踏み外すと崖に転落するような道も歩いた。高所恐怖症の僕にはスリル満点やったは。

あと、フンザに到着してから、ガイド君の家にも招待されて、お茶とか一緒に飲んで、また、いちゃいちゃしちゃった。

ではではでは。



ブログの内容とは全然関係ないけど、奈良のゆるキャラ奈良犬ならっしー、かわいいでしょ!写真は去年撮ったよ。お父さんが犬でお母さんが鹿やねんて。

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